5時に起きている
一週間5時前には起きている。
家を出るのは6時40分。
だからって、ヨガを執行出来るとも限らず、ゆっくり朝ご飯が食べられる訳でもない。
気がついたらこんな時間かよ、となって玄関を出て行く一週間だった。
肌の調子は良いような気がする。
それくらいかなぁ。
夜はすぐ眠たい。
遊びに行ってる余裕ない。
以前の販売職の時は11-20時で、終電まで飲んで遊んでいた。予定の無い日は資格の勉強を夜のカフェでしたりもしていた。
他に予定の無い夜は、お酒片手に動画を見たり映画を見たりするのも好きだった。
朝は9時に起きれば間に合った。
それが良いのかは分からないが、仕事だけじゃ無い、生活、みたいなものがあった。
でも今はどうだ。
8-17時の勤務。人と同じ9-18時勤務が嫌で、今の仕事を選んだ。
聞こえは良いが、21時を過ぎると眠くなる。22時は寝ようと思ったら夜に予定は入れられない。
5時起きを始めてから平日に誰とも会っていない。
かと言って、朝にワインを開けるわけにもいかず。
生きては要るが、暮らしが無い。
早起きは三文の徳だと、昔の賢人は言ったらしい。
どこかの経営者は、4時に起き早朝からジムに行き、成功をアピールする。
果たして私は30円の徳がしたいのだろうか。
電気代が少し安かったので、1000円くらいは徳をしているが、失ったプライベートは1000円では買えない。
現時点では、そうゆう点から鑑みるとマイナス3万円くらいの感じだと言える。
だが、もう少し続けてみようと思う。(どっちやねん)
昔の賢人を信じて。
19歳の私に向かえば
もしも19歳の時の私に戻れるなら
いや、未来の自分からのメッセージとしてでもいい
伝えたいことは
擦り切れるくらい努力して
その夢を掴め
置かれた環境がどんなに恵まれているのか
胸に刻め
尊敬出来る人以外の言う事は聞くな
10年後に、同じ後悔をしなくて済むように生きろ
彼女に会ったら伝えてくれよ
私は君を思い出して泣いている
私は思い出して泣いている
爆裂SESに転職しました。初日編
タイトル通り
止めろと言われるIT下僕
SESに転職しました。
ええ。分かってます。だけどねお母さん。僕の前職は美容系の販売です。Web系自社開発のホワイト企業が存在することは、分かってます。お母さん。
そんな白い会社には
面接に全く受からねぇです。
書類通ったって、「なんで美容系からITなの?」からの「う〜ん、未経験はウチは募集してないんだよね!」のパターンありがとう。
ニートに雨の日の午前中の面接とかドSかよ。好き。
あれよあれよと一年ニートし、社会不適合者に片脚突っ込んだ私を引き上げてくれるのは、天下のSES様だけだったのです。
文系未経験アラサーニートでも3社内定貰えましたよ。流石SESだわ、と自尊心低く捉えてみる。
この話は、また後ほど。
未経験で入社したその日
ドキドキしたブラウス
ドアを開けると
「あ、急に会議入ったから、どっかで待ってて」
え。。
どっかってどこですか?
Where am I going now?(文法知らん)
扉の奥
机に向かい合う男梅達
居場所の無い私
ねえ普通初日に放置しますか?酷くない?
この会社に待つ場所あるの?知らねーよ何だよチクショーめ、と、廊下にあった適当な椅子で待つ可哀想な私。あと5歳若かったら黙って帰って居たであろう。
ああ5年の月日の長い事よ。
見知らぬ社員の誰かか、他社の何方かが幾人も通り過ぎる。
その度に、この人は廊下に座って何してんのって顔で見てくる。私は俯く。
スマホでゲームする訳にもいかないじゃないか。だって初日だぜ今日。自社の誰かに見られたら、いくらアラサーニート上がりでも、恥ってもんがある。
現代において、ただ「待つ」という行為は非常に困難だ。
黒澤映画の農民なら、雨が降れば羅生門で雨宿りをし、ただ「待つ」んだろうけど
私は黒澤映画には出て無いし、役者でもない。
彼が令和時代の映画を撮ったならスマホくらい役者に持たせるであろう。
農民になり損ねた私は、ただ廊下の床を眺めて、その様を社会適合者達が少し離れて通る。
彼等は正しく働き満員電車に揺られ日本国に税金を収め消費社会に貢献して暮らす立派な国民だ。
農民だってそうだ。田畑を耕し耐え難きを耐え年貢を納めているっていうのに。
それに比べて私は昨日までニートで、親に家賃を払ってもらい生活費をもらい、親の脛を齧り、親の老後の蓄えまでもアテにし、大した消費もせず、年金は控除してもらい、挙げ句の果てに祖父母にお小遣いをせびる。そんな人間には廊下がお似合いさ。そんな心の声が聞こえたような気もする。
心が冷たく凍る。
シベリア鉄道で裸でくるみ割り人形を踊っている気分だ。それくらい惨めで辛かった。
私はシベリアで待った。
吹雪の中を裸で踊って待った。
実質的には1時間程度だろうから、体感的には3時間だったとお伝えしたい。
なにせシベリアなのだ。
指先は凍傷だ。
もうトゥシューズは履けないさ。
「お待たせ」
初日に出勤してから何の生産性もない中途採用者に、男梅Aは言い放った。
「今月中に資格取ってよ」
そして分厚い本を一冊渡され、机とPC(かなり古い)があるだけの小部屋に座らされ、男梅は退室した。
資格。。この本だけで。。
この小部屋を教えてくれてれば、シベリアでバレリーナにならずに済んだのに。
渡された本をパラパラと読み、ネットサーフィンをし、定時きっかりに退社をする。
そんなグレーブラックな一カ月を予感した。
お給料を貰って一カ月も資格の勉強出来るなんて有難いと思え!
そう思いたいけれど、心がシベリアで迷子になってしまったのだ。